県指定無形民俗文化財として保存されている鮭川歌舞伎
鮭川歌舞伎
鮭川歌舞伎250年の歴史
かつて山形県最上地域には各地に地芝居(歌舞伎)があり、村の鎮守の祭りには盛んに演じられていました。
村の歌舞伎の歴史は、江戸時代の後期まで遡ります。
当時巡業してきた歌舞伎一座が村人に伝えたことが始まりと言われ、鮭川村の石名坂、京塚、上大渕、川口に歌舞伎一座がありました。
しかし農村社会の変化に伴い、昭和30年代には歌舞伎の活気も失われ、存続の危機を迎えました。
こうした中、昭和46年に四地区の歌舞伎を合併し「鮭川歌舞伎保存会」を結成、村の歌舞伎を保存・振興していく方針が打ち出されました。
この保存会結成のニュースが東京の「舞踏千升会」の市川千升氏に伝わり、劇団が使用していた舞台衣装や道具類が多数寄贈され、鮭川歌舞伎再興の大きな力となりました。
平成18年には山形県指定の無形民俗文化財に指定され、県外での公演経験を数多く持ち、近年では多くの若者が演者として活躍しています。
詳細情報
鮭川歌舞伎伝承250周年記念公演
土舞台公演
令和5年6月10日日曜日
12時開演
京塚愛宕神社境内にて
入場には、事前予約が必要です。